命短し恋せよ乙女

 

 

2020年は存在したのか?

 

正直、2020年の思い出は、片手で数えられる程しかなく、大変虚しい年となった。人は出会いと別れを繰り返しながら生きているというが、今年はあまりにも別れの数が多すぎやしないかい?もっとバランスよくさぁ、なんとかならんかったか?笑っている日より泣いている日の方が私の記憶にあるのは、「幸せは笑顔になっているから」思い出せないだけなのだろうか。

 

1年前はただ漠然とした確信があった。来年も毎日楽しいんだろうと。笑顔を交し、愛をぶつけ合い、心がいっぱいになる日々が続くのであろうと。その時はまだ、なにも気づいていなかったのだ。別れとは突然やってくるものだ。

 

日々の楽しみがなくなり、逃げた先は「昔好きだった人」だった。音楽、ダンス、ゲーム実況、アニメ。仕事もなくなった私はただひたすら、違うものに目を向けた。有難いことに、こんな世の中で動いてくれている人達は大勢いた。こんなときだからこそ、お家でも楽しめるものを、と。そこで出会ったのが今の推しさんである。とある声優番組のサムネイルの顔面の可愛さに惹かれた。まあるいお顔、控えめにあげられた口角、優しい瞳、ふんわり巻かれた長めの前髪。その後、彼がアーティストとして音楽を奏でる姿に心打たれることになる。落ちると私はまさに猪突猛進。彼がどんな人なのか、誰と仲がいいのか、どんな番組にでいるのか、毎日調べまくった。言ってしまえばそれしかやりたいことなんてないからでもある。そうしてずぶずぶと彼を知り尽くし今に至る。私だってまさかこんなにずぶになるなんて思ってなかったんだしょうがない。

 

 

そんなこんなであっという間に迎えた年の瀬。あまりにも時間軸おかしいだろ。もう12月だし、年越しちゃうし、今年何した?ってことで、2020年は存在したのか問題。2019年とのギャップが激しすぎるな〜。

 

まあ、とりあえず2020年私が何してたのか備忘録です。「今年も大好きだったよ」ってはっきりと言えなくてごめんね。でも、「ずっと」じゃなくても、大好きって思ったし、ライブを見たらやっぱり好きだなって惚れ直させちゃうんだから貴方はすげえ。「ずっと」も「永遠」も、もう言わない言えないって思ったのに、貴方だけは、「永遠」を信じさせてくれる唯一だと思います。きっと私は、継続的じゃなくても貴方が「ずっと」好きだよ。

 

 

 

2020年は存在しました。